吉川英治文化賞贈呈式に参加しました
2018年 4月 12日
ニュース4月11日 (水) に、第52回 吉川英治文化賞贈呈式が行われ、盲導犬ユーザーと共に協会の役職員が参加しました。
贈呈式の様子をご報告いたします。
式典の初めに、選考委員より、日本盲導犬協会を選考した経緯が語られました。
50周年を迎え日本で最も古い協会ではありますが、実際に確認するまでには分からない点も多かったといいます。
「驚いたのは、視覚障害者のために無償で盲導犬を育て、手渡していること。そういうことが訓練センターを訪ねてみて初めてわかった。すごいことだと思いました」「戌年だから賞をさしあげたわけではない」とユーモアも交えて語ってくださいました。
また、各地の小学校を訪問して子供たちへ盲導犬や視覚障害についての啓発や、島根あさひ訓練センターでの盲導犬育成パピープロジェクトの活動など、社会へ大いなる貢献をしていることも加味されて満場一致で受賞が決まったといいます。
式典の最中も静かに寝ている犬たちに、挨拶で登壇された北方謙三氏、伊集院静氏ら作家の皆様から「さすが盲導犬!」とお褒めの言葉をいただきました。
他の受賞者の皆様とともに賞贈呈に臨んだ井上幸彦理事長は、壇上で力強く語りました。
「この度は栄えある吉川英治文化賞を受賞いたしましたことを、心から御礼申し上げます。
私たち日本盲導犬協会は昨年創立50周年を迎えました。この歳月を続けてこられましたのも、多くの方々のご理解とご支援をいただいたからこそでございます。今後も視覚障害者の自立と社会参加を支援するため、精進してまいります。」
ユーザー、ボランティア、支援者の皆様とともにこの喜びを噛みしめ、新たな一歩を進めて行きたいと思います。