センター長の挨拶
地元静岡県富士宮市出身のセンター長、佐野智浩(さのともひろ)です。2006年10月日本盲導犬総合センター(愛称:富士ハーネス)開設直後より、当協会と縁ができ、職員として従事しております。今までの自身の経験を、盲導犬育成や視覚障害者福祉に役立てる事を願いながらの入職でした。
初めて富士ハーネスの正門を通り過ぎた時、その外観に対する感動は今でも忘れられません。美術館の様な佇まいは、盲導犬訓練センターとしては想像できないデザインに驚きました。その時の感動は今でも私の心に残っており、センターへの愛着は年を重ねる毎に深まっています。
地元静岡県富士宮市出身のセンター長、佐野智浩(さのともひろ)です。2006年10月日本盲導犬総合センター(愛称:富士ハーネス)開設直後より、当協会と縁ができ、職員として従事しております。今までの自身の経験を、盲導犬育成や視覚障害者福祉に役立てる事を願いながらの入職でした。
初めて富士ハーネスの正門を通り過ぎた時、その外観に対する感動は今でも忘れられません。美術館の様な佇まいは、盲導犬訓練センターとしては想像できないデザインに驚きました。その時の感動は今でも私の心に残っており、センターへの愛着は年を重ねる毎に深まっています。
その後、普及推進部(現:広報・コミュニケーション部)で経験を積み、普及推進活動、渉外活動など幅広く活動してまいりました。当時の部門テーマFace to Faceは、今でも自分のテーマとして実践しています。その期間、静岡県内の他、中部地方/甲信越地方/北陸地方と活動し、多くの出会いがありました。当初、慣れない活動も多く、先輩職員に助けられ、ベテランユーザーに助けられ、盲導犬応援団である多くの市民の方々に助けられました。
これからは恩返しの時です。富士ハーネスの重要特性である『盲導犬や視覚障害の理解促進活動』『繁殖・出産の拠点』『引退した犬のケア』を実践しながら、多くのニーズに応え、世界に誇れる盲導犬訓練センターとして進歩してことを願いながら、現場職員一致団結して更なる高みを目指していきます。
開かれた訓練センターですので、是非、遊びに来てください。スタッフ一同歓迎してお出迎え致します。
その後、普及推進部(現:広報・コミュニケーション部)で経験を積み、普及推進活動、渉外活動など幅広く活動してまいりました。当時の部門テーマFace to Faceは、今でも自分のテーマとして実践しています。その期間、静岡県内の他、中部地方/甲信越地方/北陸地方と活動し、多くの出会いがありました。当初、慣れない活動も多く、先輩職員に助けられ、ベテランユーザーに助けられ、盲導犬応援団である多くの市民の方々に助けられました。
これからは恩返しの時です。富士ハーネスの重要特性である『盲導犬や視覚障害の理解促進活動』『繁殖・出産の拠点』『引退した犬のケア』を実践しながら、多くのニーズに応え、世界に誇れる盲導犬訓練センターとして進歩してことを願いながら、現場職員一致団結して更なる高みを目指していきます。
開かれた訓練センターですので、是非、遊びに来てください。スタッフ一同歓迎してお出迎え致します。
設計コンセプト
この日本盲導犬総合センターでは、いくつかのコテージが敷地全体をゆったりと巡る回廊で結ばれ、一つの街のような環境として計画されています。それは個々のコテージが独立して機能を発揮すると同時に施設全体が、様々な活動を展開する一つの豊かな風景として体験されることを意図したものです。そうすることで、このセンターは、盲導犬の訓練を行うだけでなく、国際交流の拠点として、また社会福祉、動物と人間の関係、といったさまざまな視点を広く社会と共有していくための開かれた場となると考えています。
【センターの機能】
盲導犬候補犬の訓練施設
盲導犬候補犬の訓練を行います。
犬たちは、訓練犬棟で生活しながら、施設内や市街地で訓練を進めていきます。
獣医師が常駐しているので、健康管理も安心です。
盲導犬候補犬の訓練施設
盲導犬候補犬の訓練を行います。
犬たちは、訓練犬棟で生活しながら、施設内や市街地で訓練を進めていきます。
獣医師が常駐しているので、健康管理も安心です。
視覚に障害をお持ちの方が盲導犬との歩行訓練を行う「共同訓練」用宿泊施設
盲導犬を希望される方は、盲導犬と歩くための「共同訓練」を行います。
施設内に宿泊して約4週間、この期間を快適に過ごしていただけるよう、宿泊施設を整えています。
盲導犬候補の子犬の出産・飼育設備
母犬や子犬たちのための衛生的な環境と飼育体制を整えています。
将来的には、年間150頭~200頭の子犬たちが富士ハーネスで誕生する予定です。
盲導犬候補の子犬の出産・飼育設備
母犬や子犬たちのための衛生的な環境と飼育体制を整えています。
将来的には、年間150頭~200頭の子犬たちが富士ハーネスで誕生する予定です。
引退した盲導犬がゆったりとくつろげる場所
将来、引退犬の増加が予測されています。
盲導犬の一生に責任を持って飼育するために、引退犬飼育ボランティアの不足やボランティアにとって負担が重い場合に備え、引退犬がゆったりと余生を過ごす場所を整えています。
広く一般の方へ盲導犬に対する理解を深めていただくこと
毎日見学することができる日本初の盲導犬育成施設です。
多くの方々に、楽しみながら、盲導犬や視覚障害について理解を深めていただきたいと思っています。
広く一般の方へ盲導犬に対する理解を深めていただくこと
毎日見学することができる日本初の盲導犬育成施設です。
多くの方々に、楽しみながら、盲導犬や視覚障害について理解を深めていただきたいと思っています。
繁殖
盲導犬の資質は、遺伝子によるところが大きく、優秀な繁殖犬の確保は盲導犬育成の課題の一つです。広く繁殖犬の血統を確保するために人工授精にも取り組んでいます。
繁殖
盲導犬の資質は、遺伝子によるところが大きく、優秀な繁殖犬の確保は盲導犬育成の課題の一つです。広く繁殖犬の血統を確保するために人工授精にも取り組んでいます。
センター設立の経緯
盲導犬を希望している方約3,000人(平成23年 全国盲導犬施設連合会と日本盲導犬協会が行った研究調査)に対して、日本全国で活躍している盲導犬は984頭(平成27年3月末現在)。日本盲導犬協会は、慢性的な盲導犬不足を解消し待機者「0」を目指すため、年間50頭の安定的な育成目標を掲げています。その為に、盲導犬育成を安定的に行うシステムを作り、繁殖犬が安心して出産できる繁殖センター機能を有する総合育成訓練センターが不可欠になりました。盲導犬の出産から引退後までの一生をトータルにケアすることにより、安定的な盲導犬の育成頭数を確保することができる訓練センターが「日本盲導犬総合センター」です。
日本盲導犬総合センター 施設概要
- 所在地 静岡県富士宮市人穴381
- 敷地面積 19,867m2
- 延床面積 2,933.5m2
- 建築面積 2,859.6m2
富士ハーネスの施設の案内はこちらから。
日本盲導犬総合センターは、市民の皆様や企業・団体からのご寄付、競輪公益資金に支えられて建設されました。
愛称・イメージキャラクター
常時見学可能な盲導犬育成施設として誕生した日本盲導犬総合センター「盲導犬の里 富士ハーネス」では、皆さまにより親しみを持って何度も訪れていただけるよう、訓練施設としては初めて、施設愛称とイメージキャラクターを募集しました。
約1か月間の公募期間で、日本全国から施設愛称には366件、イメージキャラクターデザインには167件、合計533件の応募をいただきました。また、別途募集したイメージキャラクターの名前の募集には、422件の応募をいただきました。全応募作品の中から厳正な審査の結果、施設愛称は、下北裕樹さんの作品「盲導犬の里 富士ハーネス」、イメージキャラクターは、土尾里香さんと小柴雅樹さんの作品、イメージキャラクターの名前には大川春華さんが選ばれました。
常時見学可能な盲導犬育成施設として誕生した日本盲導犬総合センター「盲導犬の里 富士ハーネス」では、皆さまにより親しみを持って何度も訪れていただけるよう、訓練施設としては初めて、施設愛称とイメージキャラクターを募集しました。
約1か月間の公募期間で、日本全国から施設愛称には366件、イメージキャラクターデザインには167件、合計533件の応募をいただきました。また、別途募集したイメージキャラクターの名前の募集には、422件の応募をいただきました。全応募作品の中から厳正な審査の結果、施設愛称は、下北裕樹さんの作品「盲導犬の里 富士ハーネス」、イメージキャラクターは、土尾里香さんと小柴雅樹さんの作品、イメージキャラクターの名前には大川春華さんが選ばれました。
【イメージキャラクターの説明】
「あゆみ(女の子)」は、右手の人差し指を「この指とーまれ!」と上げ、
左手は「頑張ろう!」とこぶしをにぎっています。
「ふじまる(盲導犬)」は、富士山をイメージした顔になっています。
【受賞者紹介】
愛称部門優秀賞:下北裕樹さん
イメージキャラクター部門優秀賞:土尾里香さんと小柴雅樹さん
イメージキャラクターの名前部門:大川春華さんとご友人
特別賞(50音順):
高知県立伊野商業高等学校 情報デザイン科の皆さん
浜松市立南部中学校 美術部の皆さん
富士宮市立人穴小学校の皆さん