第9回 【震災を振り返って①】 地震が起きたその時 〜仙台市沿岸部〜:公益財団法人日本盲導犬協会公式ホームページ

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第9回 【震災を振り返って①】 地震が起きたその時 〜仙台市沿岸部〜

【震災を振り返って①】 地震が起きたその時 〜仙台市沿岸部〜

仙台訓練センター 原田

私は地震が起きた時、仙台港の近くにいました。
それは、トイレに入ろうとスーパーの中を歩いているときでした。ぐらぐらっと最初の揺れが起こりました。普段よりも大きい地震だなという感覚はありましたが、ただ、すぐおさまると思いましたので慌てずに店内を移動していました。けれども、さらに大きい揺れが続き、店の品物が陳列台から落ち始め、店員も含めて全員があわてて外に避難しました。まわりの住民の方も外にでていました。だんだん揺れがおさまってきて一息と思った次の瞬間、今まで感じたことのないくらい大きな揺れが襲いました。とても長く揺れていました。立っていることもできないほどの揺れで、近くの家の瓦屋根の瓦がずれていき、電線がすごい勢いで揺れていました。店の前の大きな看板が上空で今にも倒れんばかりに揺れていました。
一瞬ですが、私は自分が映画のワンシーンに入ったような、悪夢を見ているような、そんな錯覚に陥りました。あまりの衝撃に目に映っている光景を現実として受け入れることができなかったのかもしれません。揺れが収まった瞬間、周りの人と自分たちの無事を確認しあいました。目に入る範囲内では建物は倒れておらず大きな地震であったものの、少し安心し日本の建物ってすごいなぁと変に感心したことを鮮明に覚えています。

車に乗るとラジオでは津波が約40分後に仙台港に到達することを伝えていました。ただ周りの人も含めてまさか本当に津波が来るとは思っていませんでしたので、急ぐわけでもなく落ち着いていました。すぐ近くでは地震で衝突したのでしょうか。4台ほどの車が並んで止まり、携帯電話で連絡をとったり、お互いの免許証などを確認していました。
走り出してわかったのですが、信号が全て消えていました。途中では大きな店舗のガラスが割れていたり、電線が切れたりしていました。最初ほど大きくはないものの余震が続いており、歩道には人があふれていました。これは大変なことになったと思いながら、でも目に映る光景は信号がついてない以外は大きな変化はなく、渋滞はしているものの、気持ちのどこかで安堵しながら仙台中心部に戻ってきました。

自宅に帰ってからも、停電のためテレビも見られず、情報はラジオからだけでした。ですから、本当に周りが大変なことになっているということを知ったのはそれから数日後でした。そしてさらに一週間後、自分が震災時にいたところまで津波がきたことを知ったのでした。

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