第4回 訓練を終えてから:公益財団法人日本盲導犬協会公式ホームページ

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公益財団法人日本盲導犬協会

第4回 訓練を終えてから

訓練を終えてから

これまで訓練の土台や訓練をスタートしてからのお話をしてきました。
今回はある方が色々な訓練を終えるごとに自信をつけて
ステップアップしていく様子をお話したいと思います。

Aさんは30代男性。
糖尿病のため週に3回の透析治療を行っています。
その方と初めてお会いしたのは
見えなくなってから1年ほど経った頃。

協会の歩行講習会に参加され、
その後宿泊型訓練の短期リハビリテーションに参加されました。
訓練を受けると、Aさんにできることとそうでないことが
はっきりとわかり始め、そのことで落ち込むこともありました。
それでも、様々な工夫を学びながら着実にできることを増やしていきました。

それと同時にいつでも自分に必要なことを学べるようにと
単独で自宅から訓練センターまでの往復することを
考えるようになっていました。

短期リハビリテーションを終え、数ヵ月後には
自宅と訓練センターを往復できるようになりました。
バスを乗り継いで片道2時間以上の距離です。

初めて自分の力で自宅から訓練センターまで
来ることが出来た時にAさんが言いました。
「もっといろいろな人に自分をみてもらいたい」
どういうことでしょう。
「自分が白杖を持って歩くことで、こういう人がいるということを
街の人に知ってもらえるし、堂々と歩く姿をみせることで
少しでも理解してもらえれば、自分みたいに見えなくなった人が
嫌な思いを少しでもしなくなる。」
そう話しました。

出会った頃からは想像できないほど
明るくよく笑うようになりました。
私は目が見える頃の彼を知りませんが、
同じように明るく良く笑っていたのだと思います。

Aさんはその時々の課題を少しずつクリアすることで
自分への信頼を深めていきました。
ひとつのことを終えて次のステップに進むと
必ず新たな課題が見えてきます。
自分に対する自信がそれに向き合うことを可能にしました。
失敗もあります。皆さんと変わりません。
今回の話でそのことを感じていただければと思います。 

現在Aさんは、あんまと針灸の資格を取るために
地元を離れ勉強中です。
パソコンでインターネットを利用したり
メールのやり取りをしたり、
また、便利グッズといわれるものを利用して
様々な工夫をしながら生活しています。

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