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公益財団法人日本盲導犬協会

第19回 震災被災者支援活動で思ったこと

震災被災者支援活動で思ったこと

リハビリテーション事業部
中村透

東日本大震災の話題もめっきり少なくなってきましたが、現地では必死に復興のために努力をされている方々が、まだまだ沢山いらっしゃることと思います。

日本盲導犬協会では4月以降も目の見えない、見えにくい被災者の支援を視覚障害者支援対策本部と連携して継続していきます。これからは細くても良いから、必要なことは何か?その時々で考えながら進めていきたいと思っています。

先日、福島県のいわき市の方々への支援活動に回ってきました。主な仕事の内容は、拡大読書器とルーペのフィッテング(それぞれの方の見えにくさによって、倍率などの調整をします)です。

支援物資を希望される方の中で、拡大読書器やルーペを希望される方が2割ほどいらっしゃいます。いわき市の支援希望者は全部で400人弱ですので、フィッティングが必要な方が80名ほどになりました。

まずは、それぞれご本人に連絡を差し上げ、ご自宅に伺います。発災当初は皆さんさまざまなご苦労があったと思われますが、今は表面的には落ち着いて生活されている方がほとんどでした。おそらく瓦を修理されたのであろうお宅も散見されました。

目の見えにくい方はほとんどの方が医療機関にかかっていらっしゃるので、通常であれば拡大読書器やルーペなどの情報を持っている方が多いだろうと考えていたのですが、私が会った方のほとんどが、拡大読書器やルーペを初めて見たという方でした。

実際に家の中に拡大読書器を持ち込み(これが、結構重い・・・)、画面を見ていただくと、文字が大きく映し出されるので“これだったら見える!”と大きな声で叫び、その後涙ぐまれる方までいました。

ルーペも、倍率の低いものは比較的手に入りやすいのですが、高倍率やライト付のものはなかなか一般の眼鏡屋さんなどには置いていません。当協会の職員がお持ちしたルーペでも新聞の小さな文字が見える方が何人もいらっしゃいました。

視覚障がいリハビリテーションの専門家が当たり前のように思っている物品もなかなか当事者の方まで情報が伝わっていない、ということを今回の震災支援活動を通してあらためて思い知らされました。

拡大読書器は“日常生活用具”というものに指定され公的補助が受けられます。そのことさえ知らない方が大勢いらっしゃることに正直驚きました。あらためて情報提供の在り方について考えさせられました。

ルーペ

拡大読書器


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