73号 白井公子さん&アイク:公益財団法人日本盲導犬協会公式ホームページ

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公益財団法人日本盲導犬協会

73号 白井公子さん&アイク

白井公子さん&アイク

行く先々で人の輪ができる! ベテランユーザーの素敵な盲導犬との歩き方

出発式会場へ向け颯爽と歩く。白井さんにとってアイクは3頭目の盲導犬出発式会場へ向け颯爽と歩く。白井さんにとってアイクは3頭目の盲導犬

 昨年11月22日、「盲導犬新ユニット出発式」会場へ向け、横浜中華街を行く白井さんとアイクの姿がありました。この日、東京都北区の自宅から電車を乗り継ぎ会場となる横浜ローズホテルまで、アイクと2人だけでやってきました。盲導犬歴20年となるベテランの白井さんですが、普段は自宅周辺を歩くことが中心で、土地勘のない初めての場所へアイクと2人だけで出かけることは大きなチャレンジです。最寄り駅となる横浜中華街駅からホテルまでの地図を頭の中に叩き込みますが…なかなかイメージが掴めません。「あたって砕けろ。とにかく人を捕まえて手伝ってもらうしかない」そう腹をくくっていました。
度胸を決めた白井さん、それでも前日は不安と緊張で目が冴えて眠れませんでした。電車の乗り換えはスムースに運んだものの、最大の難関は地下3階ホームから地上出口へどうやって辿り着くのかでした。ドキドキしながら駅へ降り立つと、そこへ、若い男女2人が近づき声をかけたのです。「しめた!」これを逃してなるものか!と、白井さん得意の援助依頼開始です。事情を話すと「一緒にいきましょう」と申し出てくれたのです。白井さんのハツラツとした笑顔と寄り添うアイクの姿を見て、力になりたいと思わない人はいないはず。無事地上出口に立つことができ、そこからは予習したイメージどおり中華街を進むのみです。無我夢中で歩いていると、「白井さんお疲れ様です!」と訓練士から声がかかりました。気が付くとお目当てのホテル入口に立っていたのです。
会場に到着し、頬が紅潮した白井さんに感想を伺ってみると「もうどうしようかと思っていたけど、なんとか来れちゃった!若いカップルに助けてもらえて感謝、今日はルンルンです」その言葉に、こちらまで幸せ気分になるから不思議です。きっとアイクと行く先々でこうした一期一会の出会いが沢山あって、手伝ってくださった人の心も温かくしているに違いありません。この日の式典でも、白井さんの周りにはひっきりなしに人の輪ができていました。
後日、大仕事を終えた白井さんの日常を覗いてみました。のんびり自宅でくつろいでいるかと思いきや、この日は朝から趣味の籐芸教室へ出かけました。教室へは月4回、アイ クと一緒に歩いて出かけます。気の置けない仲間とあれこれお喋りしながら手を動かすのが何より楽しみです。作品が形になった時の喜びはひとしお、プレゼントすることもあります。
デビューして1年目まだ初々しいアイクはみんなの人気者。「若い男の子(アイク)と2人暮らしなのよ、羨ましいでしょ!」そう悪戯っぽく笑い周囲の雰囲気を和ませる白井 さん。手をのばすと「ここにいるよ」とアイクがぴったり体を寄せてきます。その温もり、確かな息づかいを感じながら、白井さんは自身の足でしっかりと歩んでいます。今日もどこかで、誰かをルンルン気分にさせながら。

手の感触をたよりに籐を巻いていく手の感触をたよりに籐を巻いていく

作品を手に籐芸教室の仲間と。20年来の付き合いで話題は尽きません 作品を手に籐芸教室の仲間と。20年来の付き合いで話題は尽きません

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