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公益財団法人日本盲導犬協会

70号 山田清子さん&クローネ

山田さん&クローネ

人と人との繋がりを感じた2年

山田さんとクローネ:毎日歩く緑豊かな川沿いの散歩道にて

あの日、クローネが教えてくれた大地震
震災以降、毎月11日には、被災した盲導犬ユーザーに様子を聞くため電話をしていたというスマイルワン仙台金井センター長。その電話に励まされ続けた一人が、福島県南相馬市にお住まいのユーザー山田清子(やまだきよこ)さんと盲導犬クローネです。震災後、約8ヵ月間故郷を離れ三重県にいましたが、金井センター長の「東北に帰って来て」という言葉に後押しされ、また戻ってくることが出来てほっとしていると語ります。
震災のあった日、いつものように散歩に出かけると、なぜかクローネが慣れた川沿いの気持ちの良いコースを行きたがりません。不思議に思いながら途中で家に帰り、コタツに入った途端に、家が大きく揺れました。幸い家に大きな被害はありませんでしたが、あの時、もしクローネが近道して帰ろうと教えてくれなければ、一体どうなっていただろう、と当時を振り返ります。

住み慣れた自宅でクローネとくつろぐ至福の時間

励まされて過ごした三重県での避難生活
翌月には混乱した被災地での生活を離れ、三重県にいる親戚のもとへ車で10時間かけて避難しました。福島から来たというだけで、市役所や地元の方が「何か困ったことがあったら何でも言ってください」と親切にしてくれました。慣れない土地でのクローネの散歩を手伝ってくれたり、家の前に排泄場所を確保してくれました。ところが、優しくされればされるほど、住み慣れた南相馬への思いは強くなっていきました。そんな中、毎月電話をくれ、三重にもフォローアップに2回訪れて励ましてくれた金井センター長の存在は大きいものでした。その年の11月の電話で、「なかなかそっちまで(様子を見に)行けないから、東北に帰って来て」というセンター長の言葉が、ドーンと体に響き、涙が溢れました。福島へ戻るきっかけをずっと探していたのかもしれません。

少しずつクローネと出歩く機会も増えています

クローネと自由に歩ける南相馬の復興を願って
 南相馬という町に家を構えて40年。郵便局も市役所も病院も獣医さんも近い。震災がなければ住みやすい理想の町でした。周りの人も徐々に戻って来てはいますが、若い世代は少なく、近所の保育園の園児達の可愛い声も今は聞こえません。まだ道路の整備も滞っていて、以前のように一人で自由に出歩くこともあまりできません。不安はまだあるけれど、震災をきっかけに距離を超えて多くの方との繋がりを再認識しました。支えてくれた方々のためにも夫婦二人とクローネでこれからもこの場所で暮らし、復興を見届けたいと気持ちを新たにしています。

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