55号 浅見清さん(60歳)&バジル(2歳):公益財団法人日本盲導犬協会公式ホームページ

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公益財団法人日本盲導犬協会

55号 浅見清さん(60歳)&バジル(2歳)

浅見 清さん(60歳)&バジル(2歳)

バジルは3頭目のパートナー。お互いを信頼し快適に歩いています。毎日練習で走るのも一緒です。

≪アスリートとして走りたい≫
先月6日、雨の朝、5時にスタートを切った「第20回 阿蘇カルデラスーパーマラソン100KMコース」で、浅見清さんは850人中385位でゴール、タイムは12時間45分でした。ランナーのうち視覚障がい者は二人です。以前、視覚障がい者だけのレース開催を提案された浅見さんは、わずかな参加者の中での1-2位より、何千人中何百位でのゴールがいい、アスリートとして大勢の人と一緒に走りたいという思いから、提案を断りました。それは他の視覚障がいのランナーたち皆の同様の思いでした。
これまで30回以上マラソン大会に参加しましたが、今回初めてバジルが応援に駆けつけました。苦しげに走る他のランナーも、家族とともに沿道で応援するバジルの姿に目を細め、エネルギーを得た様子で走り去って行きました。スピードを緩め、声をかけるランナーもいたほどです。
浅見さんがマラソンを始めたのは、ダイエットが目的でした。40代前半で164cm、72kgと教室間のわずかな移動もおっくうです。知識なく自己流で走り始めた浅見さんは、めまいを起こしたり脱水症状で倒れてしまうなど、苦い経験もありました。今はバジルと毎夕、しっかり走り込み、体重は56kg。走るのが大好きなバジルは雨で練習ができないと、おもちゃを持ってきて「遊ぼう!」と誘います。

≪盲導犬と歩き、走り、14年目です≫
網膜色素変性症、弱視でしたが、全盲になるのはずっと先だろうとの浅見さんの予想に反し、その日は突然訪れました。 平成4年8月、3回目の眼の手術後、全身麻酔から覚めても全く光を感じなかったのです。浅見さんは、このとき初めて一人で家にいて胸が締め付けられるような不安に襲われました。それでも全盲に少しずつ慣れ、白杖で外出するようになりました。それから2年後、バスに乗ろうと小走りした途端、わずかな段差につまづき激しく転倒、五十肩で上がらなかった肩を強打し激痛に見舞われました。
そんな折、盲導犬の体験歩行を試し、聞いていた「肩で風を切って歩く」を実感した浅見さんは即座に盲導犬を申し込みました。そして平成7年から盲導犬ユーザーです(東日本盲導犬協会より貸与)。

≪周囲の支えを力に、これからも自分のために走り続けます≫
次にエントリー予定のマラソン大会は来月、真夏の「奥武蔵ウルトラマラソン77KMコース」。過酷なレース展開が予想されます。以前のように一分でも早くゴールを目指しタイムを競うより、楽しんで自分のために最後まで走りたいという浅見さん。
肩に受ける風、ふりそそぐ日差しを感じながら日々、バジルと練習です。どこまで走れるか、浅見さんの前にレースコースは途切れることなく続いています。

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